日本橋高島屋S.Cで行われた「未来へ紡ぐ 東北の手しごと展」を広報的視点でレポートします
2022年7月13日〜18日、日本橋高島屋S.C.で「未来へつむぐ 東北の手しごと展 2022」が行われました。この催事を広報的視点でレポートします。
ふんばろうものづくりプロジェクトの亘理さん、東北マニュファクチュールストーリー 飛田さんにお誘いいただき、ふっくら布ぞうりの会もこのイベントに参加させていただきました。
東日本大震災当時、被災した方々の住まいが避難所から仮設住宅に移り、そこでのコミュニティ作りのために多くの団体が仮設の集会所などを使って、いろんな手芸のワークショップを開いていました。
もちろん仮設住宅の解散に伴い、役割を終えて活動を終了したグループもたくさんありますが、そのまま活動を継続し、新たな目標に向かってがんばっているグループがたくさんいます。そんなグループが今回の催事に集まりました。
・・・とはいえ、ですよ。
コロナも終息してなくて、集客がとっても心配!
もちろん、日本橋高島屋の顧客へのLINEやメールでのお知らせ、ホームページでの告知、そして、ものづくりプロジェクトがこれまで蓄積してきたお得意様へのDM送付。それだけでコアファンには情報は届いています。しかしながら、6日間という長丁場。コロナ禍の渦中での開催。どうやら天気も梅雨空に逆戻りみたいだし、みなさん来てくださるかしら・・・。
そして、震災から何年という節目になる3/11近辺に実施するイベントなわけでもないので、「東北の手しごとの催事やります」というプレスリリースをメディアに送ってもタイムリーじゃなさすぎて、取り上げていただくのは難しいだろうなあ・・・と。
ここはもう、自分の知り合いのメディアの方に 独自のプレスリリースを送り、膝つめでお願いです。(笑)
そしてやっぱり、もうひとつ話題がほしいところです。
他のチームは、みんな東北から作り手さんが参加するとのこと。しかし、うちの編み手さんたちは今回は東京へは来ません。東北の手しごと展なのに、ふっくら布ぞうりの会、ちょっとさみしい感じになってしまうのはいやだな・・・。
そこで ふっくら布ぞうりの会は、編み手さんたちに協力してもらい、会場で布ぞうり作りの実演をすることにしました、オンラインで!
初日は陸前高田はまなす会、土曜日は石巻たんぽぽ会。みんな集まって布ぞうりを編んでもらい、日本橋高島屋とzoomでつないで、生中継です!
初日に陸前高田と生でつなぐことで、もし初日にメディアの方が取材に来てくれることになった場合、記者さんが陸前高田の編み手さんにzoom越しにインタビューしてくれたら楽しいな!と思って段取りしていました。
結局、読売新聞で事前に取材してもらい、初日の朝 記事掲載していただいたので、陸前高田の編み手さんのインタビューとはならなかったんですが。^^;
ご来場いただいたお客様に「何を見ていらしたんですか?」と聞くと、新聞に載ったのを見て、とおっしゃって、記事を大事に切り抜いて、折りたたんで持っていらっしゃるご年配の方もいて、なんだかムネアツです。
「記事に布ぞうり作りを実演するって書いてあったのを見てきました。私も布ぞうりを編むので、どんなふうに編むのか見てみたいと思って。」こういう方が意外と多くてびっくりしました。
「震災当時、よく東北の支援をしていたので、今みなさんどうしているかなーって思ってきました」とおっしゃる方も、とてもたくさんいらしたんです。当時のこと、何人ものお客様がたくさんお話ししてくださいました。
そして「今、陸前高田とつながってるんですよ〜」というと「えええーーー!」と言いながら、みなさん編み手さんに手を振ってくれます。^^
微笑ましい交流ができました。
そして、7/16には石巻たんぽぽ会と生中継!
夕方には、南三陸ふっくら会の後藤さんが登場!
東北とオンラインをつながない日は、首都圏の編み手さんがリアルで実演!
7/17、7/18は、亀戸の編み手さんがかけつけて、編みながら接客をがんばってくれました。^^
コロナ禍でオンライン講習会や布ぞうり作りのライブ配信などを始めてたこともあり、zoomで実演を中継するという新しい施策がすぐに実施できました。モニターも格安で借りられたし。販売してるわたしたちも楽しいので、実演zoom配信、これからもやっていこうと思います。東北のみんなに販売してるみんなが頑張ってるところを見てもらえるのもいいですよね。
そんなわけで、
メディア取材が入ったときに こんなふうに取り上げてもらえるといいな、ということを想像しながら、出展の内容を考えてるんですよ。取材が入らなかったとしても、それはそれで楽しめる企画になるからね。
という話でした。