遊びながら防災が身に付く「三茶水かけ祭り」

7/30(土)世田谷区下馬の「こどものひろば公園」で「三茶水かけ祭り」というイベントが開催されました!

「こどものひろば公園」には震災対策用応急給水施設があり、災害時の給水ステーションになります。とはいえ、ここに給水施設があることはあまり知られていません。また、緊急時には ここに水を取りにくればいいんだと知っていても、いざ水を運ぶとなったらこれがまた難儀で、高齢者にとっては大仕事です。
また、火事や大規模災害時は初期消火が大切です。みんなの協力で消火する必要があるが、どうやって?など、体験しておいたほうがいいことはたくさんあります。
そこで、水を使って楽しみながら給水施設の存在や役割を学び、防災訓練にもなるイベントを作ろうと、町会や消防団、三軒茶屋の住民有志が集まって、2017年に第1回目となる「三茶水かけ祭り」を実施したそうです。以降、毎年実施してきましたが、2020年からはコロナ禍のため中止に。今年ようやく3年ぶりに開催することになりました。

バケツリレーで貯めた水を使って水風船や水鉄砲でバトルしたり、D型ポンプの放水体験、模擬消火器で的に当てるゲームをやったり。

これ、めちゃ楽しそうじゃないですか!

というわけで、おせっかい心がうずきまして、広報のお手伝いをさせていただきました。

連日の猛暑の中、この日もカラっと晴れ、水かけ日和です❣️ ☀️

こちらがその「震災対応用応急給水施設」です。

給水施設

非常時はこのようにホースで水をひき、蛇口が登場!ここからみんな水をいただくことになるわけです。

さあ、ここの水を使って、みんなで水かけスタートです!

水を掛け合うこどもたち

私も撮影しながらびしょびしょに!
こどもたちは撮影なんかしてるとわざと水鉄砲の標的にしてくるので、ほんと困ります。www
こんなふうに水を浴びるのって久しぶり。私を含め、おとなもみんなはしゃいでいました。

消防団のおにいさんに放水のホースを持たせてもらった子どもたち。
おおーー!とか言いながら、大興奮でした。

防災訓練って言われるとなんだか億劫で足が遠のいてしまう人も多いかもしれませんが、こんなふうに遊びながら自然と身につくなら最高です。ここに給水施設があること、水ってけっこう重たいな!っていうこと、消化器の使い方、いろんなことが経験できて学べる、すてきな地域のイベントでした。

なんといっても、町内会、消防団、近所の福祉作業所、図書館、昭和女子大学、さまざまな地域の人たちが関わって実行委員会を結成し、運営されているのが、すばらしいです。

そして、この「三茶水かけ祭り」を読売新聞で取材していただきました。
地域の多くの方に知っていただき、来年さらにたくさんの人たちにご参加いただけるイベントになるといいなあ、と思います。

読売新聞記事

 

三茶水かけ祭り

日時:2022年7月30日(土)10:00〜12:00
場所:こどもの広場公園(世田谷区下馬2-31-4)
参加無料 雨天決行 荒天中止
主催:三茶水かけ祭り実行委員会

協力:下馬2丁目北町会、世田谷消防団第14分団、三軒茶屋まち道楽実行委員会、昭和女子大学現代教養学科鶴田ゼミ、三宿420商店街、世田谷福祉作業所、下馬図書館